有害な化学物質を放つ建材や内装材を使用することにより、室内空気汚染が発生し居住者にさまざまな体調不良をもたらすことを「シックハウス症候群」と呼んでいます。 ◎ 英語で“シック”は病気、“ハウス”は家。シックハウスとは「病気を引き起こす家」という意味です。 ◎ 日本の住まいは乾式壁やアルミサッシなどで高気密になっています。それは皮膚と粘膜の抵抗力を弱め、アレルギー　疾患にかかりやすい体質をつくりだしています。

	新築や改築を終えたばかりの室内に入ると次のような症状が現れることがあります。
	◎目やノドの痛み ◎吐き気、気分が悪い ◎頭痛、めまい ◎呼吸困難 ◎皮膚への刺激

	化学物質過敏症が重症のシックハウス症を呼ぶ！ 最初にある程度量の化学物質にさらされるか、あるいは低濃度の物質に長期間さらされ、いったん過敏状態になると、そのあと極めて微量の同系統の化学物質に対しても過敏症状を来す人があり化学物質過敏症と呼ばれています。
	ホルムアルデヒド 内装材の接着剤に含まれている化学物質。発ガン性の可能性もあると言われています。

	換気が決め手！高断熱・高気密住宅要注意！
	快適な室温をコントロールしてくれる高断熱・高気密住宅が流行しています。反面、その室内で空気汚染が発生するとともすれば換気量の不足により汚染度が高くなりめまい、吐き気、頭痛、ノドの痛みなど人の健康に障害を引き起こします。高断熱・高気密　住宅は確かに省エネ型でもあり冷暖房の効率と温熱環境の確保にはよいのですが建築物の材質によっては ※室内汚染物質が発生してしまうのです。それを緩和する すぐできる方法として「換気」があります。
	● できるだけこまめに換気しましょう。 ● 窓を閉め切るときは台所、トイレ、浴室の換気扇をときどきまわしましょう。 ● 通風に配慮しましょう 　・空気の通りをよくするために窓を開けた時は、その反対側の窓やドアも開けます。 　・窓を家具などでふさがない。床下などの通気口もふさがない。 ● 汚染空気を他の部屋へ持ち込まないよう、発生源の近くで換気しましょう。