福井県左官工業組合

 

 

 











 
匠ギャラリー
福井藩主松平家別邸 一乗谷朝倉氏遺跡 福井市足羽側揚水ポンプ場
江戸時代の福井藩主
松平家別邸を復元
  戦国時代栄えた朝倉氏の
城下町を復元
  戦国時代栄えた朝倉氏の
城下町を復元
蔵の辻   サンドーム福井    
蔵造りの建物が軒を並べる町おこし事業   スポーツ・音楽ほか多彩な催しに利用されているイベントホール建築    



養浩館
スポーツ・音楽ほか多彩な催しに利用されているイベントホール建築
職人たちの合い言葉は「この際、とことんやりましょう」
大きな池を備えた庭園は江戸中期の回遊式林泉庭園を代表する名園として知られ1982年に国の名勝に指定されました。それを機に本格的な復元計画がスタートしました。建築は18世紀前半の図面に基づいた仕様で復元されたので左官建築においても内外部壁とも伝統的な左官仕上げが駆使されています。左官の伝統技術が遺憾なく発揮された出来映えとなっています。

主家外観 金砂子ノ御間
主家外観
  池の東畔に建つ、柿葺寄棟の数寄屋造建築。外壁は趣のある聚楽壁。庭園に融和した風情ある姿を見せる。

御次ノ間(手前)、櫛形ノ御間(奥)
御次ノ間(手前)、櫛形ノ御間(奥)
  「櫛形」は、池に臨む窓が櫛状に見えることから命名されたもの。
小壁はすべて聚楽壁。
 
金砂子ノ御間
  聚楽壁に金粉・金箔張りのアクセント。典雅な雰囲気を醸している。


一乗谷朝倉氏遺跡
四百年前栄華を誇った戦国城下町を大復元
一乗谷朝倉氏遺跡は今から530年前戦国大名朝倉氏が5代103年に渡り越前の国を支配していた頃の城下町の町並みが再現されています。昭和40年代発掘調査が行われて以来朝倉氏館、武家屋敷、寺院、町屋、職人屋敷、道路に至までほぼ完全な形で発掘されました。そして学問的な研究成果を加味しつつ町並みが復元されました。屋敷の壁や外塀なども当時の仕様を出土遺物品から想定し、当時のやり方に近い手法と材料で復元しました。左官仕上げは当時の町並みのイメージづくりの善し悪し左右する大切な工程でもありました。通常の仕事以上に創造性を働かせて築いた町並復元は、職人冥利に尽きる大仕事でした。

竹小まい荒壁塗の上内外壁共土壁塗り仕上。 塀垣
外観
  竹小まい荒壁塗の上内外壁共土壁塗り仕上。
 
塀垣
  上部は竹小まい荒壁塗り。
下部は型枠に練土を流し込み土壁にて仕上。


福井市足羽山揚水ポンプ場
昭和初期の福井を代表する建造物の修復
福井上水道・足羽山揚水ポンプ場は歴史的価値の高い昭和初期の建造物です。平成00年その歴史的価値の保存のため修復工事が行われました。左官建築としては外壁の修復として御影石洗出仕上の施工と柱上部並の天井部分蛇腹の修復を施しました。

御影石洗出仕上。
外観正面
  御影石洗出仕上。
御影石洗出仕上。
◎御影石洗出仕上。


蔵の辻
町並み環境整備事業として「白壁の蔵が建ち並ぶ町」づくり
武生市・蓬莱町は、江戸時代以降、関西から北陸方面への物資の中継として栄えた町で、旧来よりそれぞれ商人たちの蔵が建ち並んでいました。「蔵の辻」は、その昔からの蔵や商家を保存・活用し、歴史的佇まいを持つ町並みとして創出された“辻空間”です。左官の仕事としては現存する蔵の修復や、町並みに沿うように新たに建築される“蔵型”の店鋪や住居の白壁づくりにたずさわりました。平成13年度には国土交通省の「都市景観大賞」を受賞しました。

池の東畔に建つ、柿葺寄棟の数寄屋造建築。外壁は趣のある聚楽壁。庭園に融和した風情ある姿を見せる。 漆喰仕上
外観
  池の東畔に建つ、柿葺寄棟の数寄屋造建築。外壁は趣のある聚楽壁。庭園に融和した風情ある姿を見せる。
 
漆喰仕上
  聚楽壁に金粉・金箔張りのアクセント。典雅な雰囲気を醸している。



イベント空間の非日常空間を演出するオブジェ的塗り柱
サンドーム福井は、日本海側最大規模の面積と6000席を有する多目的ホールです。各種イベント、見本市、展示会、コンベンション、スポーツ、コンサートなどに利用されています。この施設は地元の伝統工芸である漆や和紙などを建築材に応用されております。そして、それらと並んで正面メイン入口の柱に私たち左官建築の技を駆使したオブジェ調の塗り柱が訪れる観客を出迎えるように佇んでいます。

世界体操選手権メイン会場として建設された多目的ホール。 金砂子ノ御間
外観
  世界体操選手権メイン会場として建設された多目的ホール。
 
室内
  モルタル金鏝押え仕上。


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